新潟・群馬・栃木 658kmの日帰りドライブ

投稿者: | 2026年5月4日

2026年5月4日 朝5時発──新潟・群馬・栃木 658kmの日帰りドライブ記録

夜明け前の午前5時、エンジンに火を入れてスタート。
帰宅は午後11時。走行距離658km、約18時間。
日本の山岳地帯をぐるりと周回した一日の記録です。

【今回の目的──只見ルートの下見】

かねてから構想していた「モンキー125での只見ルートツーリング」。会津若松から小出へ只見川沿いに抜ける国道252号線を走るプランの下見が、今回の旅の目的です。

会津若松は宿も駐車場も充実しているけれど、小出(魚沼市)側の宿泊事情がよくわからない。昨年も奥只見経由で通過はしたものの、街に長居できなかった。だからこそ今回は逆方向から小出・魚沼エリアに入り、宿泊候補と街の雰囲気を確認する「偵察行」にしました。

【朝──魚沼へ】

近所のスタンドで満タン、トリップメーターをゼロにリセット。ここが旅の正式なスタートライン。首都高から関越道へ入り、一路新潟方面へ。

沼田インターを越えたあたりで、ふと気づいた。ここから先、ほとんど走ったことがない。最後に通ったのはおそらく30数年前、父と妹と三人でスキーに行ったとき。トヨタ・カローラの1300ccに親子三人で乗り込んで、途中でチェーンを巻きながら新潟を目指したあの日以来の、行きの関越トンネル越え。

約240km走って小出駅に到着。まず立ち寄ったのが地酒の富士屋さん(魚沼市四日町)。朝8時39分、緑川の吟醸300mlを2本購入。

店内で女性店主さんと話ができて、只見線利用の実用情報を教えてもらえた。富士屋さんの裏に駐車場があり、只見線の始発(朝5時)に合わせて車を停める人も多いこと、事前電話予約で駐車位置を案内してもらえること、料金は後払い。駅前のビジネスホテルは只見線利用者の定宿になっているそうで、パンフレットもいただけた。こういう小さな会話と紙の情報が、下見をぐっと具体的にしてくれる。

ちなみに小出駅の看板は、当地出身の渡辺謙さんの書によるものです。

【午前──奥只見ダムと銀山平の温泉】

小出から国道352号線を進み、奥只見シルバーラインへ。全長22km、トンネル19本、うち計18kmがトンネルという道を抜けて奥只見ダムへ。エメラルドグリーンの奥只見湖が眼下に広がる。残念ながら電力館は休館中でケーブルカーも運休。上まで行くことはできなかった。

シルバーラインに戻って銀山平方面へ。352号線で檜枝岐方面に向かうも、樹海ライン入り口で通行止め。雪の塊が道の半分を覆っていた。この時期はまだまだ雪に警戒しないと移動の自由が確保できない。

銀山平エリアの白銀の湯(魚沼市下折立)で一湯目。少しぬるめのお湯が疲れた体に心地よい。雨の中の露天風呂は少し寒かったけれど、周囲の山は残雪に覆われ、空は明るいグレー。水墨画の中で温泉に浸かっているような気分だった。

【昼──南魚沼から三国街道へ】

帰りは352号線で戻ろうと思ったものの、枝折峠入り口でまたもや通行止め。この時期の雪を思い知らされ、素直にシルバーラインで戻ることに。

途中、ゆのたに手づくり村・心亭で魚沼黄金餅、有機切餅、端餅、こわれせんべいなどを購入。地元の手仕事が感じられる品揃え。道の駅ゆのたにでは山菜天ぷらそばをいただいた。雨の日の温かい蕎麦が体に沁みる。

ここで高速に乗らず、国道17号の旧道で関東に戻るルートを選択。三国街道へ入り群馬県側へ。越後湯沢を過ぎると空気が変わり、三国峠への登りが始まる。苗場プリンスホテルが霧の向こうに現れるころには、道は本格的な峠の表情に。

雨の九十九折りを越えていくうちに疲れの波が来て、路肩に車を寄せて15分ほど仮眠。この判断は正解だった。

【午後──みなかみの温泉】

峠を越えて猿ヶ京温泉の手前まで来たところで、もうひと風呂浴びたくなった。あえてスマホで調べず、道沿いの看板を目で追っていたら、町立の日帰り温泉・奥平温泉 遊神館を発見。大人3時間600円。一日に2度の温泉という贅沢。今度はしっかり熱めの湯に浸かって、体の芯まで温まった。

【夕方──沼田でカツ丼】

国道17号を南下して沼田へ。関越道は20km超の渋滞と聞いて、沼田から国道120号・日本ロマンチック街道で日光へ抜け、東北道で帰るルートに切り替えた。4月25日に一度走った道の逆回りで、まだ試していないルート。

もうひとつ理由があった。4月に訪れたとき定休日で食べ損ねた「ゆき藤」のカツ丼。去年ふらりと寄ったときのやわらかさがずっと心に残っていた。「カツ丼のぬまた」、1,350円。ぴったり払いのレシートが満足感を物語っている。

食後に近くのスタンドで10L給油。ここから先の山越えに備える。

【夜──金精峠越え】

沼田から約28km、道の駅 尾瀬かたしなに到着。ここを訪れるのは3回目。「車中泊してしまおうか」という誘惑もよぎったけれど、少し休んで再出発。

国道120号を進むにつれ雨脚は強くなる。街灯のない真っ暗な山道を金精峠へ向けてひたすら登る。気温はどんどん下がり、外気温計は最低で1度。雨はみぞれ混じりになり、暗闘の中では雪の吹きつけにも感じられて不安が募る。

金精トンネルが見えたときは心底ほっとした。栃木県側へ下り、戦場ヶ原付近は気温2度前後。中禅寺湖まで下ってから、いろは坂を経由して日光有料道路へ。東北道、首都高川口線を通って帰宅。帰宅直前に27.70L給油。

午後11時、帰宅。走行距離658km。

──

30数年ぶりの行きの関越トンネル越え。水墨画のような銀山平の露天風呂。沼田のカツ丼のリベンジ。みぞれ混じりの金精峠越え。

只見ルート本番ツーリングのための下見だったけれど、下見そのものが充実した一日になりました。

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